2021年3月、アメリカの追加経済対策(現金ばら撒き)などを背景にビットコイン が過去最高値62,000ドル付近まで上昇するなど、バブルとも言える盛り上がりを見せている仮想通貨業界
そんな中、私がガチホしているIOSTといえば、2月22日に約7セント(日本円で7.3円)の直近最高値を付けた後、ジリジリ値下がりしている状況。。
過去最高値を更新するコインが多い中、なぜ日本で人気のIOSTは伸びないのか。IOSTの今後は本当に期待できるのか。そんな私と同じ思いのホルダーは多いと思います
そこで今回は、IOSTとはどんなコインなのか、今後に期待できるのかを解説していきたいと思います
なお、筆者は仮想通貨については日々調べて回っていますが、コードが読めたり、専門的な知識を持っている訳ではありません。あくまで、私自身が感じているIOSTのイメージをお伝えしていると思ってご覧ください
まず、IOSTは日本で人気のコインですが、そもそもどんなコインなのか理解せずに保有している人が多いのではないかと思います。まず、IOSTがどんなコインなのか、ザックリ説明します
IOSTってどんなコイン?初心者向けにざっくり解説
IOSTとは、スマートコントラクトを利用したdApps(分散型アプリケーション)を構築するためのプラットフォームの名称、その基軸通貨の名称です
・・・と、お伝えしても大半の人は分かりにくいと思いますので、まずは基本からざっくり噛み砕いてお伝えしていきます
まず、IOSTは独自のプラットフォーム(IOSTチェーン)を持っています。これは仮想通貨で不動の時価総額2位を誇るイーサリアム が持つイーサリアムチェーンみたいなものです
プラットフォームなんて言われても分からんわ!と言う人のために分かりやすく言うと、パソコンのOS(windowsやMac)みたいなものと思ってください
つまり、イーサチェーンがwindowsなら、IOSTはMacみたいなものですね。(windowsとMacのように競合しているという意味ではありません笑)
イーサリアムのチェーン上には、ユニスワップやスシスワップなどの分散型取引所など様々なプロジェクトが既に稼働しています。ちなみに・・最近話題になったパンケーキスワップはバイナンスが運営するBSC(バイナンススマートチェーン)上に作られたものです
イーサリアムがOSなら、ユニスワップやスシスワップはOS上のアプリみたいなものと思ってください。そして、チェーン上に作られたアプリを操作するためには、基軸通貨(イーサチェーンならイーサリアム)が手数料として必要になります
イーサリアム チェーン上で何かしようと思ったら、手数料にイーサリアムが取られる。そう言うことです
話がイーサリアムの解説になってしまいましたが、IOSTの場合も同様で、IOSTチェーン上で何かしようとすると、IOSTを手数料として払う必要があります。まずこの点が、IOSTに価値がある理由です
IOSTは通貨として数円で売り買いすることもできますが、明確な利用用途が用意されている訳です
細かい技術レベルの話をすると、IOSTには以下のような特徴があります
・スケーラビリティ(処理速度)と非中央集権化の両立を目指しており、シャーディング採用と、独自の合意形成アルゴリズムを持っている。
・プログラム言語がJavaScriptに対応している。
IOSTの将来性は?
IOSTがどんなコインか大体分かったところで、本題の将来性について解説していきます。この将来性については人それぞれ意見があると思いますので、あくまで1個人の意見として聞いてもらえると嬉しいです
競合コインに比べると厳しい・・
しかし、可能性が無いこともない(ワンチャンあるかも)
オイオイ、ホルダーのくせに何言ってくれてんだ!!って言われそうですね笑
理由を具体的に説明していきます
競合が強いし、しかも多い
先行するプラットフォーム上に人気プロジェクトが生まれている
先ほども言った通り、IOSTはプラットフォームで勝負しています
そして、そのプラットフォーム業界にはイーサリアムやBSC(バイナンススマートチェーン)などエグい強敵がいます。また、新たな高性能なプラットフォームも日々生まれています
IOSTはプラットフォームの性能が良いことなどがアピールポイントですが、性能面については、大切と言うか・・性能が良いのが当たり前になってきているんです
そして、最近ではプラットフォーム上に人を集められるコンテンツがあるかどうかが重要になってきていると感じます
イーサリアム(ETH)の価値を押し上げたのは、ユニスワップやスシスワップの存在ですし、バイナンスコイン(BNB)の価値を押し上げたのは、パンケーキスワップです。これらの人気コンテンツがあったからこそ、人とお金が集まりその通貨の価値が上がったのです
つまり、何が言いたいかと言うと、IOSTの価値を決めるのはIOSTの性能だけではなく、「いかにIOSTチェーンに人を集められるプロジェクトが立ち上がるか」が重要なんです
IOSTチェーン上にはそのような人気プロジェクトがあるかと言うと・・まだ無いと思います。今後、IOSTチェーン上に面白いプロジェクトが出てくれば、もちろんIOSTの価値は上がるでしょう
ただ、楽観視できないのは、既に先行しているチェーンに人もお金も集まってきていると言うことです。開発者の立場に立って考えれば、当然、人とお金が集まっているプラットフォームでプロジェクトやりたいですよね
売れているゲーム機(プラットフォーム)があるなら、そのゲーム機のソフト作ろうかな〜って考えるのが普通です。だから人気のないプラットフォームには名作が生まれにくい・・・。
さらに言うと、IOSTは特別特徴があるとはいえません。例えば最近流行のNFTでは、オンラインゲームに特化したプラットフォームを持つエンジンコインなどが人気ですし、動画配信機能を持つTHETAトークンなどもあります
ニッチなジャンルを攻めているコインと比較すると、IOSTは概念が広く分かりにくい。。そして競合も多いのです。これらの原因が私がIOSTの状況が厳しいと考えている理由です
それでも、IOSTに期待する理由
・IOSTが好きな人が多い
・数少ない日本のホワイトリストに入っているコイン
・日本では益々人気になるかもしれない
・財団にある程度の資金力がある
・開発や宣伝活動が活発
先に述べたとおり、IOSTは厳しい状況にあるかもしれません。それでも私がガチホしているのには理由があります
まず、IOSTを好きな人が多いと言う点です。仮想通貨に重要な要素として、「持っておきたいと思う人がどれだけ多いか」と言う点が挙げられます
簡単に言うと、、ガチホしている信者が多いかどうかです笑。ブロックチェーン自体はオープンソースが普通なので、他のプロジェクトの真似事は比較的簡単にできます。多少開発が遅れたとしても、他で人気のあるプロジェクトは自分のところでも出来るようになる訳です
トヨタ車じゃないと買わない!って言う人が多ければ、テスラがいくら性能良くてもトヨタ車買いますよね。そう言う感じで、IOSTを好きな人はIOSTを使いたいと思うはずなので、IOST を好きな人が多いと言うのはかなりの強みです
また、IOSTは日本の取引所に上場しており、その活動からも日本や韓国を重要視していることが伺えます。ここまで日本をターゲットに頑張っているコインもそう多くはないので、国内市場においては、今後国内企業との協力関係を構築するなど、ある程度将来性が期待できそうです
さらに、IOSTは3月17日現在、時価総額が730億円もあり仮想通貨の時価総額ランキングでは100位以内に入っています。つまり、IOST財団の資金力はある程度の規模を持っていると言えます
プラットフォーム上に面白いプロジェクトを開発できるかどうかは資金力も重要ですので、お金を持っているというのは期待できる要素です
加えて、IOST財団は宣伝活動も開発も活発です。草コインの中には開発元の動きが遅すぎる通貨も多いですが、その点IOSTは期待できる優良株だと思います
もし全世界の人が注目する様なプロジェクトがIOSTチェーン上で始まれば・・・IOSTの価値が一気に暴騰することは間違いないでしょう
まとめ
IOSTがざっくりとどんなコインなのか、そして将来性について期待できない点と期待できる点が何となくお分かり頂けたでしょうか・・?
単純に将来性は明るいとは言えないかもしれません。特に、仮想通貨投資を専門にしている方々から見れば、まだまだ草コインと言えるのかと・・・
しかし、良くも悪くも仮想通貨をあまり知らない人が大金を投じて買った訳です。そして、IOSTの運営母体はそれによって経済力・認知度は高まっています
イーサリアムやバイナンスコイン などに比べると、IOSTまだまだマイナーなコインです。取り扱いしているいる取引所もまだまだ増える余地があります。日本国内においても仮想通貨の税制が変わったり、仮想通貨を買おうと思う人が増えるたびに、値段の安いIOSTは買われていく可能性は高いです
今後、価格が上昇していく余地は十分にありますし、また、今後世界が注目する「何か」をIOSTがやってくれる可能性はあると思っています
そして世界が注目する「何か」ができた時、IOSTは化けるかもしれません。それまでは・・宝くじコインかもしれませんが・・(笑)信じて持っておきましょう!!